2010年8月15日日曜日

陶片

実家の倉庫を整理していたら、陶片の入った箱がたくさん出てきた。小学生の頃、犬を散歩させていて見つけたのが最初。平安時代の窯跡があったことが分かり、この地にもう一度窯の煙を昇らせたいと願い、寒風陶芸村の実現に力を注いだ父の影響もあってまだ畑だった窯跡によく破片を探しに行った。美しいようへんや、青海波と呼ばれる模様に魅せられた。泥のついたままになっていたのをひとつひとつ洗いながら破片のカーブから形を想像したり、作った人に思いをはせた頃がよみがえった。



0 件のコメント: