2009年1月17日土曜日

忘れえぬ日(un jour inoubliable =tremblement de terre a kobe )






昨日、長田で佐野由美さんの映画を見てきた。
阪神大震災でがれきの中から救い出された由美さんは、芸大卒業後、貧しい子供たちに美術を教えるボランティア教師としてネパールで暮らし、貧困や差別の中で暮らす人々とふれあい、彼女の出来ることを懸命に模索します。そして帰国直前に交通事故で帰らぬ人となってしまうまでの一年を追ったドキュメンタリーが彼女の生まれた長田で、この時期に上映されています。彼女の描く子供たちの強い目、映画の中の彼女の笑顔、言葉にならないくらい強く心を打たれました。
長田の町は一見復興を遂げた様でもあり、しかし空き地も目立ち、何かさびれた感じでした。長田のシンボルであるシューズプラザもがらんとしていました。
  
今朝は早くに目が覚めました。あの日と同じように。
今頃は粉々の食器をかたずけていたかな、炊き出しのおにぎりを持って避難所になっている小学校へ行ったのは何時ごろだったかしら・・・記憶が
断片的で時間がつながらない。生きているだけで充分だったあの頃の気持ち、少し忘れていたかも・・・
しっかり生きなくては と 思う日。

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