東北関東大震災。テレビの映像は阪神大震災の記憶を呼び戻し、増幅して、こころを暗い雲が覆うように悲しく、不安にする。
このブログで紹介した三陸のサンマや鮭を送ってくださる宮古の方の消息がわからなかった。昨夜、やっと無事の知らせが届いた。家も会社も流されたそうだが、ご家族も無事とのこと、安堵。しかし、まだ、多数の行方不明の方を思うと胸が痛い。
この4日間、情報がないことがどんなに不安なことか、思い知らされた。電話は通じない、伝言ダイアルさえ機能していない、テレビやネットの映像は被害の激しい同じところが何度も流れるけれど、どこの地区が無事だったかの情報はない。u-tubeで被災地全体の自衛隊の航空写真が
昨日になって公開されたが、早い段階で欲しい情報だ。一部避難所の名簿がネットに掲載されたがアクセスが多いのかつながらなかった。
一方、海外の友人からは心配のメールを沢山もらった。 日本の知り合いの安否を尋ねるメールもあったし、惨状を心配してくれるお見舞いのメールだ。
被災の当事者はもっと情報がないし、ゆとりもないけれど、心配している人がいるのは、とても元気が出るので、早くメッセージを届けることができるようになることを祈る。
これからの被災した方々の生活を思うと、普通の生活を続けながら、今何もできない自分が歯がゆい。
震災は人の力ではどうしようもない大きな自然の力を見せつけたが、 人は災害から立ち上がる力を持っていることも教えてくれるはず。日本中の人が、いや世界中の人が、今、自分に何ができるかを考えている。
希望を込めて、今日は我がベランダで芽を出したチュウリップの写真です。