新芽が出て、やがて緑が庭を覆い、夏には蝉が大合唱をする。
そんな季節のはじまりの木。
父愛でし欅天まで若葉かな
さんちかホールでやっていた群芸会の作品展をのぞいてみた。 そこで美しい竹細工に目がとまった。吉川の美吉籠というのだそう。日本の、特に有馬の竹はきめが細かくて粘りがあって、良い細工が出来るそうだ。竹がイネ科の植物だということも初めて知った。種類もたくさんあるらしい。身近にあるものだけど、意外と知らないことだらけ。面白い素材だ。淡々と職人としていい仕事をされている。迷ったけれど最初にひかれた掛け花をいただくことにした。私にしてはとても高い買い物だけれど、なんかすがすがしい気分にしてくれるものだと感じた。さっそく廊下に掛けてみた。空気が変わった。こんなもの作りがしたい、と思う。
これも竹で作られたトンボをおまけにいただいた。竹の模様をうまく使ってある。竹ひごが懐かしい。